七五三について

 

暖かい日が続き、ずいぶん春めいてきましたね!

桜もあちらこちらで開花しているようです🌸

そんな春爛漫の時期に、七五三??という話です。(苦笑)

日本ならではの伝統行事のひとつである七五三(しちごさん)。

知っているようで、知らなかった?!知りたいけど、今更聞くのは…なんてことも?

大切なお子様の節目を迎えるにあたり、お祝いの撮影前の豆知識として、ご参考になればと、改めてまとめてみました。

 

七五三の由来について

子供の誕生と成長は奇跡だった!!

医療技術が現代ほど発達していなかった昔は、子供の誕生と健やかな成長を守ることは、今よりずっと大変なことでした。それぞれの成長の節目を大切に行っていたのです。

もともと七五三は、平安~室町時代に成立した貴族の宮中行事がルーツになっています。

 【3歳の髪置(かみおき)】男女問わず、3歳になるまでは、髪を剃る習慣がありました。3歳を迎えると、白髪になるまで長生きするように…との願いを込めて、頭の上に真綿でできた綿帽子を置く儀式「髪置」を行い、ようやく髪を伸ばし始めます。

 【5歳】になり、初めて袴を着る儀式「袴着(はかまぎ)」と、3歳で伸ばし始めた髪を切りそろえる「髪削(かみそぎ)」が男女ともに行われていました。これは次第に5歳男児だけの行事として定着します。

 【7歳女児の帯解き(おびとき)】は、これまで乳幼児用の着物を付け紐で括っていたものを、付け紐のない着物を着せて、初めて帯で結ぶというものです。当初は男女の儀式だったのが、5歳男児の袴着のように、江戸時代中期頃になると、7歳女児だけが行うようになったそうです。

コラム 七五三について

 

七五三はなぜ11月15日なの?

諸説は、いくつかあるようです。

★江戸時代に、徳川5代将軍の綱吉が健康祈願を11月15日に行ったことから、これが七五三の日が定められたともいわれています。

★また、鬼宿日(きしゅくにち)という、「二十八宿(にじゅうはっしゅく)」といわれる天文学をもとにした暦の「鬼宿」にあたる日があり、旧暦の15日と決まっており、月に1回のペースでやってきます。鬼宿日はお釈迦様が生まれた日としても知られています。鬼宿日の「宿」とは家をあらわしており「鬼が家にいる日」を意味します。物事の邪魔をする鬼が外を出歩かないため、物事がスムーズに行える日とされます。

「鬼が家にいる間に神社へお参りに行く」という風習があり、これが七五三のお祝いのルーツになったという説です。

★他には、旧暦の霧月(11月)の15日は収穫祭があり、それと合わせてお子様の無事な成長も祝ったとされています。

歴史と含めて、初めて耳にする言葉もあるかもしれませんが、いつの時代も子供の健やかな成長を願う気持ちは変わらないということですね!

日本に古くから伝わる文化のひとつである【七五三】について、事前に知っておくことで、記念撮影やお出かけなどのイベントを、皆様でより一層楽しく過ごせるのではないでしょうか♪

 

 

★七五三撮影の当日流れ★

 ①着物選び

スタジオ和装レンタルorお持ち込みOK

※お持ち込みの場合、女児は作り帯のみ対応しております。

【3歳】被布着物:まだ体型としては、ふっくらと幼い印象の時期です。帯ではなく、被布(ひふというベストのようなもの)を着物の上にはおることで、体をやさしく包みこむことで締め付け感が軽減され、お子様の負担も少なくなります。

【5歳】紋付き袴に羽織着物:ぐっと成長された男の子には、鷹や兜などのおめでたい柄の羽織着物を、紋付き袴と合わせて着用します。袴に挟む懐剣(かいけん)は、「いざという時は、自分の身は自分自身で守る」という意味が込められた小さなお守りです。

【7歳】四つ身着物:3歳の時と比べると、ずいぶん背が伸びて、ふとした表情は大人びてきていますね。7歳は被布ではなく、豪華な帯を結びます。筥迫(はこせこ)、扇子、髪飾りなどで、より一層華やかな印象となります。

 

 ②着付け、ヘアセット(ナチュラルメイク)のお支度

 ③撮影

 ④スライドショーご鑑賞

 ⑤商品(フレーム、アルバム、台紙など)のご確認

 

ここでちょっと雑談♪♪♪

七五三についての諸々を、お伝えしてきましたが……

スタジオに到着~いざ撮影となると、どうしても着物着たくない!!と、お着替えを渋る、もしくは着物そのものを断固拒否!(苦笑)のお子様もやはりみえます。また人見知りや場所見知りの時期であることもあります。

そういう時は、最初はママやパパと一緒に撮影したり、スタジオという場所に慣れるまで遊んでみたり、その子の心の内を探りながら、無理なく少しずつアプローチしていきます。

いきなり写真スタジオという初めての場所で、更に着慣れない着物を着るということは、お子様にとっては、やはりハードルが高いと思います。事前に、お子様と一緒に着物の写真を見ながら、どこへ行って♪何をする(どんな写真を撮る)のか♪ということを、少しでもイメージできるよう伝えておく事がおすすめです!!

大好きなママやパパから、楽しみだね!なんてお声がけされることで、お子様の緊張も和らぐと思うのです。

PhotoStudio Hana(フォトスタジオハナ)では、できるだけ無理のないように、でも楽しく過ごしてもらえるように、お子様に全力で向き合い、遊びながら少しずつドキドキ(緊張)をほぐしていきます。

 

PhotoStudio Hana