赤ちゃんからの成長の証~イヤイヤ期と向き合う

❑ 赤ちゃんからの成長の証~イヤイヤ期と向き合う

「かわいい」だけじゃない時期も、成長の大切な一歩

「ママ、イヤ!」
「じぶんでやるの!!」

毎日のように聞こえてくるこの言葉に、思わずため息をついてしまう日もありますよね。

ついこの前まで、抱っこをせがんでいた赤ちゃんだったはずなのに、いつの間にか自分の意思をはっきり主張するようになり、何をするにも「イヤ」「ちがう」「自分で」が返ってくる…。

それがいわゆる イヤイヤ期 です。育児書や周囲の話で「イヤイヤ期は大変だよ」と聞いていても、実際にその渦中に入ると、想像以上に心が疲れるもの。

・言うことを聞いてくれない
・毎日が思い通りに進まない
・些細なことで大泣きされる
・外出前にイヤイヤが始まり、家を出られない

それでも、このイヤイヤ期は、子どもが「自分」という存在を確立しようとしている証 でもあります。

大変な時期である一方で、実はとても尊く、「赤ちゃんから子どもへ」と大きく成長しているサインなのです

 

イヤイヤ期とは?

子どもが「自分」を持ち始める大切な時期

イヤイヤ期とは、子どもが自我に目覚め、自分の気持ちや考えを強く主張するようになる成長過程のひとつです。

これまで、親がやってあげることを当たり前のように受け入れていた子どもが、

・「それはイヤ」
・「自分でやりたい」
・「ちがうやり方がいい」

と、自分の意志を持ち始めることで、親との間にぶつかり合いが生まれるようになります。

一見すると「反抗している」「わがままになった」と感じてしまいがちですが、
実はこれこそが、心の成長が順調に進んでいる証拠

言葉が増え、感情を表現できるようになり、世界の見え方が広がってきたからこそ起こる現象なのです。

 

イヤイヤ期の年齢と期間

いつから始まり、いつまで続くの?

イヤイヤ期が始まる時期や続く期間には、個人差があります。

一般的には、

・早い子で 1歳半頃
・多くは 2歳前後
・落ち着いてくるのは 3歳頃〜4歳頃

と言われています。ただし、
「2歳のイヤイヤ期」
「3歳のイヤイヤ期」
と呼ばれることもあるように、成長の段階によって、
イヤイヤの質や表れ方が変わっていくのが特徴です。

たとえば、

・2歳頃:
 言葉がうまく出てこず、
 気持ちを伝えられないもどかしさから、
 泣いたり怒ったりが激しくなる

・3歳頃:
 言葉で意思を主張できるようになり、
 「自分の考え」を強く通そうとする
 ちょっとした理屈っぽさも出てくる

同じ「イヤイヤ」でも、年齢によって背景は少しずつ違います。

そして、イヤイヤ期が長い・短い、激しい・穏やか、どれも「個性」です。

周りと比べて「うちの子はひどいかも…」と不安になる必要はありません。

それだけ、しっかり自分を表現できるようになってきているという見方もできるのです。

 

イヤイヤ期は「成長が目に見える」貴重な時期

イヤイヤ期は、親にとっては体力的にも精神的にも大変な時期。

でも、振り返ってみると、この時期ほど「子どもが一気に成長した」と感じる瞬間はありません。

昨日できなかったことができるようになり、昨日言えなかった言葉を話し、表情も、しぐさも、どんどん“子どもらしく”なっていく。

赤ちゃんの面影を残しながらも、確実に「ひとりの人」として歩き始めている――
それが、イヤイヤ期です。

❑ イヤイヤ期に見られる典型的な行動

親が「しんどい…」と感じる瞬間の正体

イヤイヤ期が始まると、それまでスムーズにできていたことが、急にうまくいかなくなる場面が増えてきます。

「昨日まで普通にできてたのに…」「どうして急にこんなに大変になったの?」

そんなふうに戸惑う親御さんも多いはずです。
ここでは、イヤイヤ期に多く見られる行動と、その背景にある子どもの気持ちを、少し丁寧に見ていきましょう。

 

何でも「イヤ」と言う

言葉にできるようになった“成長の証”

イヤイヤ期の象徴ともいえるのが、とにかく何でも「イヤ!」と返ってくること。

・ごはん食べよう → イヤ!
・お風呂入ろう → イヤ!
・お出かけしよう → イヤ!

実はこれ、「本当にイヤ」というよりも、自分の意思を表現する練習 であることが多いのです。

言葉を覚えたばかりの子どもにとって、「イヤ」という言葉はとても便利。

・気分じゃない
・今は違う
・自分で決めたい
・ちょっと待ってほしい

いろんな感情がひとまとめになって「イヤ」に集約されていることもあります

親としては「なんで全部イヤなの?」と感じますが、実はそれだけ「自分の気持ちを言葉にできるようになった」という、大きな成長でもあるのです。

 

自分でやりたがる

うまくできなくて泣く…の繰り返し

イヤイヤ期の子どもは、とにかく「自分でやりたい」

・靴を履く
・服を着る
・スプーンまたは箸で食べる
・ドアを開ける

でも、まだ上手にできない。

その結果、

・できなくて怒る
・手伝われると怒る
・時間がかかって親が焦る
・親が先にやると大泣き

というループにハマりがちです。

これは、
「自分でやりたい」という気持ちと、「まだできない」という現実のギャップに
子ども自身が苦しんでいる状態。

でもこの時期の「自分でやる」は、自立心の芽生え

失敗しながら、少しずつ“できること”が増えていく過程なのです。

 

感情の起伏が激しくなる

笑っていたのに、次の瞬間に号泣

イヤイヤ期の特徴のひとつが、感情のジェットコースター

さっきまでニコニコ遊んでいたのに、ほんの些細なことでスイッチが入り、

・急に泣く
・怒る
・床に寝転ぶ
・叫ぶ

という場面も珍しくありません。

これは、子どもがまだ感情のコントロール方法を知らないから

大人は、

・悲しい
・悔しい
・思い通りにならない
・不安

といった気持ちを、ある程度言葉や態度で調整できますが、イヤイヤ期の子どもには、その“調整力”がまだ育っていません。

そのため、感情が一気に溢れ出してしまうのです。

 

食べ物の好き嫌いが激しくなる

「昨日は食べたのに…」はよくある話

イヤイヤ期になると、

・昨日まで食べていたものを突然拒否
・一口で「もうイヤ」
・食べムラが激しくなる

という変化もよく見られます。

これも、自分の好みや気分を主張できるようになった証。

また、体調や眠さ、気分によって食欲が変わることも多い時期なので、親はつい心配になってしまいます。

でも、元気があり、成長曲線が大きく外れていなければ、多少の食べムラは「よくある成長過程のひとつ」と捉えて大丈夫です。

 

着替え・歯磨きを嫌がる

「やりたくない」より「今はやりたくない」

生活習慣に関わることほど、イヤイヤが出やすいのもこの時期。

・着替えたくない
・歯磨きしたくない
・お風呂に入りたくない

親としては「毎日のことなんだから…」と、ついイライラしてしまいがちですよね。

でも子どもにとっては、

・遊びを中断されるのがイヤ
・気分が乗らない
・自分のペースでやりたい

という思いが強く、それが「イヤ」という形で表に出ています。

コラム:赤ちゃんからの成長の証~イヤイヤ期と向き合う

❑ イヤイヤ期の重要性と意味

親子の関係が“次のステージ”へ進むタイミング

イヤイヤ期は、親にとっては正直しんどい時期。
でも、子どもにとっては
「自分」という存在がはっきり生まれる、とても大切な時期です。

ここでは、「なぜイヤイヤ期が必要なのか」「この時期に親ができる関わり方」を、少し視点を変えて見ていきましょう。

 

イヤイヤ期は“自立への第一歩”

赤ちゃんの頃は、
・抱っこ
・ミルク
・着替え
・移動

ほとんどすべてをママやパパがしてあげていましたよね。

それが、歩けるようになり、言葉が増え、少しずつ“自分の世界”を持つようになる。

イヤイヤ期は、「親の助けがなくても、自分でやりたい」という気持ちが芽生える最初のタイミングです。

つまりこれは、自立のスタートライン

・自分で決めたい
・自分でやってみたい
・自分の気持ちを分かってほしい

という思いが、「イヤ」という形で溢れ出しているだけなのです。

 

「イヤ」と言えることは、心の成長

イヤイヤ期の「イヤ」は、ただの反抗ではありません

・嫌だと感じられる
・自分の気持ちに気づける
・それを言葉で伝えようとする

この3つがそろって、初めて「イヤ」と言えるようになります。

つまり、イヤイヤ期は心の成長が目に見える形で表れる時期

言い換えるなら、親の目の前で「心が育っている音が聞こえる時期」でもあります。

❑ イヤイヤ期の対応で大切なこと

正解はひとつじゃない

育児書やネットには、さまざまな対応方法が書かれています。

・共感しましょう
・選択肢を与えましょう
・無理にさせない
・でも甘やかしすぎない

どれも間違いではありません。でも、家庭ごと・子どもごとに正解は違うのが現実です。

完璧な対応を目指すより、「うちの子にはこれが合うかな?」と試しながら、親自身が無理をしすぎないことも、とても大切です。

 

共感してあげるだけで、子どもは落ち着くことも

イヤイヤ期の子どもは、気持ちをうまく言葉にできません。

だから、泣く・怒る・暴れるという形で表現します。

そんなとき、いきなり正論を言われると、子どもはさらに感情が爆発しやすくなります。

たとえば、靴を履くのを嫌がって泣いているとき。

「早くしなさい」ではなく、
「履きたくなかったんだね」
「自分でやりたかったんだよね」

たったこれだけで、子どもがスッと落ち着くこともあります。

“解決”よりも先に“気持ちを受け止める”それが、イヤイヤ期にはとても効きます。

 

親も感情的になってOK

毎日毎日、余裕をもって対応するのは正直無理です。

・つい怒ってしまう
・大きな声を出してしまう
・あとで自己嫌悪になる

こういう経験、ほとんどの親が通ります。

でもそれは、あなたが「ちゃんと向き合っている」証拠

どうでもよかったら、怒ることすらしません。

大事なのは、怒ってしまったあとに「さっきはごめんね」と伝えられること。

それだけで、親子の信頼関係はちゃんと積み重なっていきます。

 

イヤイヤ期は、ずっと続かない

今は毎日が戦争のように感じても、イヤイヤ期は必ず終わりが来ます。

ある日ふと、

「あれ?最近イヤって言わなくなったかも」
「前より話が通じるようになってきたな」

そんな瞬間がやってきます。

そしてそのとき、きっと思うはずです。

「大変だったけど、あの頃も、かわいかったな」

❑ イヤイヤ期の子どもとの楽しい撮影

そして、この時期を写真に残すという選択

「うちの子、イヤイヤ期まっ最中で、写真なんて撮れる気がしない…」

実は、フォトスタジオに来られる親御さんからいちばん多く聞く声が、これです。

でも、結論から言うと――
イヤイヤ期こそ、写真を残しておいて本当によかったと思える時期です。

 

イヤイヤ期でも“ちゃんと撮れる”理由

イヤイヤ期の子どもは、
・気分のムラが激しい
・場所見知り、人見知りをする
・急に泣いたり、機嫌が良くなったりする

だからこそ、一般的な撮影スタイルだと「ちゃんと撮れるか不安…」になりますよね。

フォトスタジオ ハナでは、イヤイヤ期のお子さまの撮影時に、こんな工夫をしています。

 

遊び感覚で自然な表情を引き出す

イヤイヤ期の子どもに「じっとしてね」「笑ってね」は、正直むずかしいです。

だから、「撮影=遊び」という感覚で進めていきます。

・好きな玩具で遊びながら
・ぬいぐるみとお話ししながら
・シャボン玉や音の出るおもちゃで気を引きながら

無理にポーズをさせるのではなく、動いている姿・遊んでいる姿そのものを“今の姿”として切り取るこれが、イヤイヤ期撮影のコツです。

 

子どもの“機嫌がいいタイミング”を逃さない

イヤイヤ期の撮影は、スピードとタイミングがとても大事。

・少し落ち着いた瞬間
・好きな遊びに夢中になっている瞬間
・ママやパパと目が合って笑った瞬間

その一瞬を逃さず、プロのカメラマンがサッとシャッターを切ります。

「ちゃんとポーズをとった写真」よりも、その子らしい“自然な一瞬”の方が、何年後も心に残る写真になります。

 

「泣き顔」や「ふてくされ顔」も、実は宝物

親としては、できればニコニコの笑顔だけ残したいですよね。

でも、数年後に写真を見返した時、意外と心に残るのは…

・ちょっと不機嫌そうな顔
・ふてくされた表情
・泣くのを必死でこらえている顔

「この頃、こんな顔してたよね」「毎日イヤイヤ言って大変だったね」

そんな会話が、あとから“笑い話”になります。

イヤイヤ期の表情は、**その時期にしか見られない“期間限定の可愛さ”**なんです。

 

イヤイヤ期の思い出を写真に残すメリット

① 子育ての励みになる

毎日バタバタで、余裕なんてない時期。

でも、ふと写真を見返した時、「この時期をちゃんと乗り越えたんだな」と、自分を少し誇らしく思えます。

写真は、親にとっての“心のご褒美”にもなります。

 

② 成長を実感できる

数年後、同じ場所で写真を撮ると、びっくりするほど成長を感じます。

・身長
・表情
・立ち方
・目の輝き

「こんなに大きくなったんだ…」
その実感は、写真があるからこそ、はっきり感じられます。

 

③ 家族の絆を残せる

イヤイヤ期は、親子の距離がいちばん近い時期でもあります。

・泣けば抱っこ
・困れば助ける
・怒ったあとに抱きしめる

その距離感は、子どもが大きくなるにつれて、少しずつ変わっていきます。

今この瞬間の「ぎゅっとした距離感」も、写真に残しておくと、あとから見返したとき胸がじんわり温かくなります。

 

イヤイヤ期は“成長の証”

イヤイヤ期は、親にとっては試練の時期。

でも、子どもにとっては「自分」という存在が芽生えたとても大切な成長の証です。

大変な毎日だからこそ、写真に残しておくことで、その時間の意味が、あとからやさしく見えてきます。

 

イヤイヤ期は、写真に残しておいて本当によかったと思える時期

完璧な笑顔じゃなくていい。ちゃんとカメラ目線じゃなくていい。

その子らしい“今”が写っていれば、それは一生の宝物になります。

フォトスタジオ ハナは、温かい完全貸切の空間で、お待ちしております。

PhotoStudio Hana